日々の徒然

ヨーロッパで見かける人種 〜ゲルマン人・スラブ人・ローマ人・アーリア人・ケルト人・アングロサクソン人 

投稿日:

ドイツに住んでいて発見したのですが、
ドイツ人と言っても、いろいろなDNAを持った方々います。

日本にいるとあまり意識しなかったのですが、
見かけは白人。。。。なのですが、
いろいろなDNAの白人がいるんだな少しの違いがわかるようになってきました。
(日本で言う、日本人、韓国人、中国人の違いのようなものです。)



歴史のお勉強です。

ヨーロッパの民族 ゲルマン民族、ラテン民族、スラブ民族

ヨーロッパの民族には大きく分けると、3種類あります。

・ゲルマン民族:イギリス・フランス・ドイツ・ノルウエー等
・ラテン民族:イタリア・スペイン・ギリシャ等
・スラブ民族:ロシア・ポーランド等

西ヨーロッパにはゲルマン系民族、
東ヨーロッパにはスラヴ系民族、
地中海地方にはラテン系民族、という分布が出来上がりました。

宗教的に見ると、
ゲルマン系 はプロテスタント
ラテン系はカトリック
スラブ系は正教の信者が多いと言われています。

ヨーロッパの主な人種

ゲルマン人

原始ゲルマン人は、
現在のドイツ人、イングランド人、スコットランド人、オランダ人デンマーク人やスウェーデン人、ノルウェー人、アイスランド人、アングロ・サクソン人などの祖先となっています。
(アングロ・サクソン人になったゲルマン人系部族には、アングル人、サクソン人、ジュート人、フリース人がいました。)

ローマ帝国の時代には、
ライン川の東・ドナウ川の北あたりにいた民族で、
大移動後、
現在のドイツ・オーストリア・オランダ・イギリス・デンマーク・スウェーデンなどに多く居住しました。


インド=ヨーロッパ語族に属し、
現在のイギリス(英語)、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、スウェーデン語などの共通の祖先となっています。

「German」(英語では「ドイツ人」を表す単語)は、
ドイツ語風に発音すると「ゲルマン」となります。


身体的な特徴は、長身、ブロンドの髪、碧眼、高い鼻などがあげられる。

スラブ人

ロシア・東ヨーロッパ・バルカン半島に分布する民族で、
東スラブ人(ロシア人・ウクライナ人),
西スラブ人(ポーランド人・チェコ人),
南スラブ人(クロアチア人、セルビア人、ブルガリア人など)に細分されます。

ドイツで収容所に行く機会があったのですが、
ナチスのホロコーストの対象になったのは、
ユダヤ人もですが、
スラブ人も多かったようです。

アウシュビッツ収容所はポーランドにありますが、
スラブ人であるポーランド人は片っ端から収容所に入れられてました。
アウシュビッツ以外にも大量の収容所がポーランドにあります。

ナチス時代、彼らは、
人間の特性、態度、能力、行動は、人種的な特質によって左右されると信じていました。

こういった歴史があれども、
今はドイツに働きにきているスラブ人が多いなという印象です。

アーリア人

中央アジアの高原地帯に住んでいた 遊牧民族で、
西アジアやヨーロッパの諸民族と同じ系統の民族(インド・ヨーロッパ語族) です。
なかでも西アジアの民族と関係が近く、「イラン」の語源も「アーリア」です。

ペルシャの地に移住したアーリア人は、
ゾロアスター教を信仰していた人が多かったようです。

現存する近縁の民族としては、
パシュトゥーン人、ペルシア人、タジク人、北部インドの諸民族などがあり、
彼らはアーリア人の末裔であり、
また、広義には現存の彼らを指してアーリア人と呼ぶこともあります。

アングロサクソン人

アングロ・サクソン人(Anglo-Saxons)は、
5世紀頃、
現在のドイツ北岸からグレートブリテン島南部に侵入してきた
アングル人、ジュート人、サクソン人のゲルマン系の3つの部族の総称です。

ケルト人

ケルト人は、
国を持たず様々な民族と接触し交じり合ったため、
純粋なケルト人による国家は存在したことがありません。
ケルト語派の言語が伝わるアイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズ、フランス北部のブルターニュ地方、スペインのガリシア地方がケルト起源の文化圏とされています

イギリスで栄えたケルト系民族は、
ゲルマン民族より、
顔が縦に短く,寸詰りな顔. 鼻が長く高い,横幅は 狭い. 目の形質は切れ長の鋭い目や丸い目などの特徴を持つと言われています。

ケルトの信仰は、
キリスト教のような一神教ではなく、
万物に神が宿るという日本の八百万信仰に近いものでした。
特に太陽や大地に宿る神々を崇め、
あらゆるものの中に霊的な存在を見出していたと考えられています。
その霊魂は不滅のもとの考えられ、「輪廻転生」の思想も形成されました。

ガリア人

ケルト語派を話すいわゆるケルト人のうち、
ガリア地域に居住してガリア語あるいはゴール語を話した諸部族の人々です。

ラテン人

イタリア半島中西部のラティウム地方に住む人々のことを指す概念で、
その語源はラテン語の言葉にあり、
初期ローマ人を構成した主要民族とされています。

ラテン系人が多数を占める国は、
イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、ルーマニアなどで、
これらの国々に住むラテン系の人たちは、
とにかく明るく感情表現豊かで、話し好き、あまり細かいことでクヨクヨしない、前向きな人達が多いといわれています。

フランスに住んでいたとき、
イタリアやスペインのよなラテン系とは違うなと感じることがあったのですが、
フランス人は、
いろいろな民族が混じっているので血縁的には、ゲルマン、ケルトの血が強く、
文化としてローマ帝国の影響下にあったので言語が「ラテン系」のグループになるようですね。

ローマ人

語族

①インド・ヨーロッパ語族

ゲルマン語派:英語、ドイツ語、オランダ語、ノルウェー語

      →西・北ヨーロッパ、アングロアメリカ、オーストラリア

 

スラブ語派:ポーランド語、ロシア語、チェコ語

      →東ヨーロッパ、ロシア

ロマンス(ラテン)語派:フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語

      →南ヨーロッパ、ラテンアメリカ

ギリシャ語派:単独で形成

    ケルト語派:アイルランド語、ウェールズ語、ブルトン語(ブルターニュ)

    インド語派:ベンガル語、サンスクリット語、ヒンディー語、ドラヴィダ語

    イラン語派:ペルシャ語、クルド語、パシュトゥーン語

Visited 245 times, 1 visit(s) today

-日々の徒然

Copyright© 幸せヨーロッパ暮らしの徒然日記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.